ヨガと体のこと

人間の体には痛い、かゆい、嬉しい、悲しい、といったように、感覚としての神経と、生命活動を円滑に行っていくための、感じない神経というものがあります。

この感じない神経が、自律神経です。

自律神経は、交感神経と副交感神経というものに分かれています。

この二つの自律神経によって、カラダの統率を保っている、といえばいいでしょうか。

とても大切な神経です。

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心臓の動きを促進し、血管収縮運動を起す、これも自律神経のなせるものですし、胃腸などの内臓の働き、また目の動向、といった部分に深く関係している神経ですね。

例えば、私の経験からいくと、陸上の100mのスタート前。

心臓は緊張によりドキドキ、血圧は上昇、どんなものも見過ごすまい、として瞳孔はいつもより大きくなり、胃腸にも抑制がいくので、食べ物など食べる木にもならない、終いには気持ちが悪くなる・・・というような状況、これが、交感神経が働いている状態。

このドキドキを落ち着かせようとして、いつもの通りの行動をとれ、水分を多少摂取しろ、大きく深呼吸をしろ、という命令を出すのが、副交感神経、ということになります。

つまり、この二つの神経がしっかりバランスよく保たれ、何かの際には、副交感神経が優位に立てる、という状況を持っている人が、より高い記録を出せる、ということになりますよね。

ヨガ、というのは、この副交感神経をしっかり作り出すものです。

運動選手にも、試合の前に、ヨガを行って、呼吸を整える、という方がいますが、まさに、ヨガの腹式呼吸からのリラックス方法が、副交感神経を優位に立たせる役割を果たす、ということを実践しているのですね。

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