食べ物で願掛けをする

神仏に願い事をする際、好きな食べ物を絶って願掛けをします。

これを『断ち物』と呼びますが、逆に食べ物に願いを掛けて、食べることで願掛けをすることもあります。

有名なのは『カツ』でしょうか。

『勝負に勝つ』『己に勝つ』というような意味で、勝負事などの前日や当日に食べる人が多いようです。

ただし、朝からカツだと少し胃がもたれてしまいそうですよね。

それが原因で勝負に敗れてしまうことにならないよう、前日ぐらいの方がいいのかもしれません。

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最近ではwinner(勝者)という言葉から、ウィンナーを食べる人もいます。

また、受験に合格するように、様々なお菓子も食べられています。

『キットカット』は『きっと勝つ』という意味で、『コアラのマーチ』は『コアラは寝ているときでも木から落ちない』という意味で、受験生に好まれているのです。

また、受験生用に『カール』の受験バージョン『受カール』、『キャラメルコーン』の受験バージョン『カナエルコーン』など、特別に作られたものもあります。

多くは語呂合わせのようです。

このようなことは、実は最近に始まったことではありません。

昔から行われていたのです。

戦国時代には、戦に赴く際『打ち鮑』『勝ち栗』『昆布』を食べていました。

これは『敵に打ち勝ちよろこぶ』という意味で食べられていたのです。

食べることで、願いを掛けましょう。

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