gluck のすべての投稿

初詣は神社でも寺院でも構わない

除夜の鐘の音を最後まで聞けば、いよいよ年明けです。

最初の行事は初詣という人も多いでしょう。

除夜の鐘の後、寒い夜中に神社まで行くのは身の引き締まる思いですね。

この初詣、どの神社に出かけても構いません。

それどころか寺院でもいいのです。

たとえば初詣の名所として知られる鎌倉の鶴岡八幡宮や原宿の明治神宮は神社ですが、川崎にある平間寺(へいけんじ)は通称川崎大師として親しまれており、真言宗智山派の大本山で成田山新勝寺も同派の寺院です。 続きを読む 初詣は神社でも寺院でも構わない

大晦日から元旦にかけては除夜の鐘

さて、年越しそばを食べたら、紅白歌合戦でも見て(今の時代の歌合戦という言葉そのものがそぐわないのですけれど)静かに除夜の鐘の音に耳を傾けましょう。

除夜の鐘はご存じのように108回、深夜0時をまたぐ時間帯に寺院の梵鐘を撞く行事です。

108回の意味は月の数の12に二十四節気の24、これに七十二候の72を足して1年とする説や1年間の四苦八苦(4×9+8×9)を梵鐘で癒やすという説もありますが・・

もっとも広く知られているのが煩悩の数ですね。 続きを読む 大晦日から元旦にかけては除夜の鐘

年越しそばを食べて1年の苦労を断ち切ろう!

歳神様と共食する御節料理が出来上がったら、大晦日も残り少ない時間になっているはずなので、歳神様をお迎えする前に腹ごしらえをしておきましょう。

年越しそばですね。

年越しそばの習慣は蕎麦文化と関わっているので比較的新しく、江戸時代の中期に入ってからと言われています。

当時、商家に毎月末尾に「三十日蕎麦」を食べる風習があり、当然、大晦日にも食べていましたが、その風習が商家だけでなく一般庶民にも伝わって大晦日だけに食べる習慣になりました。 続きを読む 年越しそばを食べて1年の苦労を断ち切ろう!

語呂合わせ満載の御節料理その3

御節料理の話ばかりが続いているので、この項で最後にしましょう。

■酢の物

大根と人参の紅白なますや酢蓮(すばす)と並んで定番なのがチョロギです。

長老木、千代呂木などの字を当てますが、これはシソ科の多年草植物の塊茎部分で巻き貝のような形をしており、本来は白い色をシソ酢で赤く染めて添えます。

当て字からも分かるように長寿祈願の意味があります。 続きを読む 語呂合わせ満載の御節料理その3

語呂合わせ満載の御節料理その2

御節料理の代表的な種類、続けます。

■焼き肴

もっとも用いられるのは出世魚のブリ。

関東ではワカシ、イナダ、ワラサ、ブリの順、関西ではツバス、ハマチ、メジロ、ブリの順に大きくなり、呼び名も変わっていきます。

ちなみに関東でも養殖ブリをハマチと呼ぶことがありますが、ハマチはあくまでブリの小ぶり版であり、養殖だからといって呼び名が変わることはなく、養殖でもブリはブリです。 続きを読む 語呂合わせ満載の御節料理その2