言語聴覚士ってどんな仕事?

言語聴覚士というのは、話す・聞くということに障害をもって産まれた方、また事故や病気などによって障害を持ったという方に対して、少しでも機能回復できるように訓練を行う人といいます。

聞く事、話すことに障害を持っている人の検査をし、また訓練を行います。

私達がよく知っているヘレンケラー。

彼女は三重苦。つまり耳が聞こえない、話せない、目が見えないという苦しみを背負っていました。

家庭教師サリバン先生によって、その機能を最大限に引き出すことができ、ヘレンケラーは人間として、大切なものを手に入れるのです。

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このサリバン先生こそ、言語聴覚士としての資質があった、のではないでしょうか。

言語聴覚士には、もちろん、高度な医療機器を使用した聴力検査や、食べるということをする為に、嚥下(飲み込む訓練)などを行いますが、繊細な人の心に対峙する仕事でもあります。

先天的に耳が聞こえない、また話すことができないという人にとっては、それが当然の世界となっています。

でも後天的に耳が聞こえなくなったら?今まで音であふれていた自分の周りが無音になったら。

これは精神的に大きなショックを受けることになります。

今までごく普通に音を聞いて行動していた自分。音で判断し、相手に口で伝えるということを自然に行ってきたのですから、精神的な負担はかなり大きいのです。

それを支えることも、言語聴覚士の仕事になります。

人とのコミュニケーションをとる手段がない、という状態の人に、何らかのコミュニケーション手段を伝えるのが、言語聴覚士の仕事です。

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