専門看護師の資格は看護師の資格とは別

専門看護師というのを聞いたことがありますか?

看護師の資格とは別に日本看護協会の専門館越し認定試験というものに合格することが必要な資格です。

この資格はより複雑な看護問題を保有している個人や家族、また集団に対して水準の高い看護ケアを提供しようというものです。

専門看護師の看護分野は、精神看護、がん看護、地域看護、老人看護、小児看護、母性看護、慢性疾患看護、急性・重症患者看護、感染症看護があります。

これらをみてみると、患者さん本人のほかにご家族が、病気に関して深く関係をする、つまり病気のことについて家族ともども悩みを抱えている、問題が深いという疾患が多いことに気が付きます。

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精神看護や老人看護などは、家族が看護に関して日常生活の全てをかけて行う場合が多く、誰も相談する人もいなければ、共倒れになる可能性もあるのです。

慢性疾患ともなれば、終わることのない看護です。患者さんが天に召されるまで、家族の看護は続きます。

まして、お子さんが慢性疾患を抱えているご両親にとっては、不安はつきないだろうと思います。

このような状態について、実践、相談、調整、倫理調整、教育、研究といった役割を果たすのが専門看護師であり、保健医療福祉また看護学の発展にも貢献しようというものです。

保健師・助産師・看護師のいずれかの免許を保有していることが条件となります。

さらに、看護系大学院修士課程修了者で日本間語形大学協議会の定める専門看護分野の専門看護師カリキュラム総計で26単位を取得していること、または、実務経験が通算で5年以上、そのうちの3年間以上は専門看護分野の経験、1年間は修士課程終了後の実務経験であることとしています。

ここからさらに、認定審査を行います。

一時審査が書類による審査、二次審査が口頭での試問となります。

そこで認められれば、専門看護師認定証の交付・登録となります。

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