自分の力だけで願掛けを行う物断ち

話を日本に戻して願掛けのトリビアを続けましょう。

神社仏閣パワーストーンやパワースポットに頼らず、自分の力だけで願掛けする方法があります。

それは物断ち。断ち物とも呼ばれています。

自分のもっとも好きなものを断つことによって大願成就が果たせるという願掛けです。

日本では古くから風習として伝わっており、上杉謙信は戦の勝利のために「生涯不犯」という願掛けの物断ちをした逸話は有名です。

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生涯不犯、とは一生女性と性行為をしないという意味。

これの物断ちをした、ということはそれまで上杉謙信、女性が…と、これから先を書くと歴ジョとかに文句言われるので、この辺にしておきましょう。

物断ち、なんでも構いません。

大好きな趣味でもいいですし、お酒などの嗜好品も適しています。

ストイックな状況を自ら作り出すことで願い事に対する気持ちを維持する、大願成就の折には好きなことを思いっきりする、と行った効果や目的が作り出せます。

物断ち、自分の願いだけでなく他の人の願掛けでもよく使われますね。

家族の中で受験勉強している子供がいたら父親が酒を断つとか、不良がいたら更生させるために母親がお茶を断つとか、対象となる本人にわかりやすい形で物断ちすると願掛けが成功する場合があります。

「かあちゃん!ごめんよ!俺、明日っから真面目になるからさあ!」なんて不良息子が言ったら物断ちした甲斐があった、というものです。

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