大黒様と恵比寿様は商売繁盛の味方

商売繁盛の神様と聞いて思い浮かべるのが、大黒様と恵比寿様ではないでしょうか。

大黒様と恵比寿様は、共に七福神の神です。

大黒様は俵の上に乗り、左手には福袋を、右手には打ち出の小づちを持っています。

恵比寿様は右手に釣竿を、左手には鯛を携えています。

どちらもふくよかな体型のため、混合されることが多々あります。

一説には親子とも言われていますが、真偽のほどはわかっていません。

ただし、この二人の神様は一対で崇められることが多くあります。

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大黒様は、本来はヒンドゥー教のシヴァ神の化身でした。

そのため、破壊や戦い、富の神だったのです。

それが日本に伝わる際、富だけが強調されて伝わりました。

大国主と名前が似ていたために、豊穣の面だけが残ったとも言われます。

そして富と豊穣を司る神になったのです。

恵比寿様は、古くから漁業の神でした。

今でも船の大漁旗には、恵比寿様の絵がよく見られます。

それが平安時代に市場の神になり、商業が発展するにつれて商売繁盛の神になっていきました。

恵比寿様だけでも商売繁盛の神とされていますが、大黒様と共に崇めることで、よりその力は強力になるとされ、一対で信仰されることが多いのです。

大黒様の農業、恵比寿様の漁業と合わせることで、どんな商売にも御利益があるとされたのかもしれません。

実際にそのお二人のふくよかな姿を見れば、福を呼び寄せ、商売繁盛も間違いなく思えてきますよね。

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