季節の行事に込められた願い

季節と関連の深い暦に「二十四節気」があります。

これは中国から伝わってきた暦で、1年を24の季節に分けて、それぞれの節目の日に名前をつけたもの。

今のカレンダーでいうと、毎月5日ごろと20日ごろになります。

「立春」「夏至」「秋分」などはおなじみですが、そのほかにも美しい名前の暦がたくさんあります。

4月の「清明」、6月の「芒種」、10月の「霜降」などは、漢字から内容が想像できますよね。 続きを読む 季節の行事に込められた願い

四季を楽しむ暮らしをしよう

毎日の生活の中で、「季節」を感じることはありますか?

目の前のことに追われて、気づいたら季節が変わっていた。

コンピューターや便利な機械に囲まれて自然から離れてしまっている。

そんなとき、古くから日本に伝わる季節の行事を生活に取り入れることで、季節を感じてみませんか?

節分、ひな祭り、お月見、年越しそば……

おなじみの行事にも、みな由来があり、さまざまな願いや知恵が込められています。 続きを読む 四季を楽しむ暮らしをしよう

今年のクリスマスの夜は?

約1600年前、ミラの司教が貧困家庭のために窓から投げ入れたコインが暖炉の前の靴下に入ってしまった、というエピソードは長い年月をかけてサンタクロース像を作り上げていきました。

世界各地のサンタクロースを大別すると、キリスト教に忠実で妖精の姿を保ったままのヨーロッパスタイル、北欧神話とキリスト教の聖ニコラオスが合体して擬人化された北欧スタイル、それからファンタジー色が強いアメリカン・スタイルとなり、3タイプのサンタクロースが存在しています。 続きを読む 今年のクリスマスの夜は?

サンタクロースさえも訪れない国

トントン・マクートは中南米のハイチ共和国に残る民間伝承で「子供の誘拐魔」という意味。

ハイチは長くフランス統治化に置かれていたのでサンタクロースはトントン・ノエルと呼ばれ、クリスマスになると良い子にお菓子を運んできますが、悪い子の家にはトントン・マクートが来て麻袋に入れられ、連れて行かれるという民間伝承と外来風習が合体した存在です。

もちろん架空の存在ですが、これを現実にしたのが1957年に大統領就任したフランソワ・デュヴァリエ。 続きを読む サンタクロースさえも訪れない国

ヨーロッパの妖精に負けず劣らずの「なまはげ」

イタリアのベファーナ、ロシアのジェド・マロース、それからドイツのクネヒト・ループレヒト。

悪い子にはお仕置きをするという妖精、もちろん日本にもいます。

その代表的な存在が「なまはげ」。

重要無形民族文化財に指定されている秋田県の民族伝承で、「なぐごはいねがー!」は秋田県民でなくとも知っているでしょう。

出刃包丁(または蛇)を持ち、顔は鬼のように赤く、蓑を着たその姿はヨーロッパの妖精に劣らぬ形相です。 続きを読む ヨーロッパの妖精に負けず劣らずの「なまはげ」

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