アメリカの願掛けで代表的なのはイエローリボン

合理主義の塊のようなアメリカでも願掛けの風習はわずかですがあります。

その代表例がイエローリボン。

戦争に送られた兵士の無事帰還を願うために家族や恋人が家の軒先にイエローリボンを結んだのが始まりで、広く一般的な風習となったのは1979年に起きたイランアメリカ大使館人質事件からです。

ケンタッキー州リッチフィールドの婦人会が街路樹や胸にイエローリボンを結んだことが全国ニュースで流され、アメリカ全土に広がりました。

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ただ、イエローリボンそのものはすでにアメリカ独立戦後の騎兵隊にはすでに使われていましたし、1973年にはポップスグループのドーンが「Tie aYellow Ribbon Round The Ole Oak Tree」という歌を全米で大ヒットさせていたので目新しい存在というわけではありません。

とても素敵な歌詞と曲なので一部紹介したいのですが、セコく銭を回収したがる日本音楽著作権協会が横槍を入れてくるので、残念ですが自分で調べてください。

ちなみに1977年に公開された日本映画「幸福の黄色いハンカチ」はこの歌のリメイクです。

もっとも、「Tie aYellow Ribbon Round The Ole Oak Tree」がアメリカのコラムニスト、ピート・ハミルの「Going Home」を題材にしているのですが。

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