大道芸として家先に回る可能性がなくなった猿回し

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猿回しも獅子舞と並ぶ伝統芸能で、獅子舞よりも歴史は古く奈良時代には中国から伝わってきているというのが定説です。

猿は馬の守護神と考えられていたことから、武家社会では厩舎の悪霊祓い、疫病除け祈願として猿回しは重宝され、御所や貴族の家などの出入りも許されていました。

また、この頃より初春の予祝芸能(予め祝福することで実現を祈るという芸)として猿回しが定着しました。

途中を省略して昭和の後半に入ると、他の大道芸と同じく稼ぎ頭だった都市部での披露は道交法に違反するという理由から警察の厳しい取り締まりが厳しくなり、猿回しは一時、絶滅します。

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これを復活させたのが俳優であり芸能研究者だった故・小沢昭一さん。

復活した周防猿回しの会は活動を舞台に移し、「反省」ポーズの次郎やウォークマンのCMで音楽を聞きながら瞑想するチョロ松などの活躍によって再び脚光を浴びました。

しかし今後、猿回しが門付け(家先のこと)で芸をする可能性はほとんどないでしょう。

獅子舞にしても猿回しにしても、身近で感じられる正月のエンターテイメントを今、見ることができないというのはニッポンの正月が少しずつ変わっている証なのでしょう。

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