「願掛け」カテゴリーアーカイブ

鳩森八幡神社は将棋にゆかりのある神社

神社のユニークな御守り、続けます。

茨城県の大杉神社は馬体を守護する神社が置かれていたことや日本中央競馬会(JRA)の美浦トレーニングセンターが近くにあることから、勝馬神社の別名もあります。

御守りには馬蹄に駆け抜ける馬をモチーフにした金属製のストラップや本物の馬蹄を埋め込んだ絵馬などが用意されているので、競馬ファンであれば一度は訪れて参拝するとご利益がきっとあります。 続きを読む 鳩森八幡神社は将棋にゆかりのある神社

境内の文字が書かれた石を集めると御守りになる神社

霊感あらたかな石、パワーストーンの元祖は何と言っても神社です。

石にご利益を込めた御守りを紹介しましょう。

島根県の温泉スポット、玉造温泉にある玉作湯神社には願掛けにぴったりの「願い石」のお守りがあります。

玉造の由来はこの地にある花仙山で上質な青瑪瑙が採掘されたため、玉造を生業とした人が多くいたから。

天照大神が授けた三種の神器のひとつ、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)も玉造の地で作られたと言われているだけに、パワーストーンの本場といったところでしょうか。 続きを読む 境内の文字が書かれた石を集めると御守りになる神社

兵士の無事帰還を願った千人針

前述した「御所千度参り」でも分かるように、願掛けでは千という数字が願掛けの強さを表す単位によく使われます。

たとえば「千人針」。

第二次大戦中、出征する兵士たちの無事を祈って女性たちが白い布に赤い糸でひと針ずつ繍玉を作り、それを千個作って兵士に渡しました。

最初は千個という数、多いことの象徴でしたが次第に千個は必須となります。 続きを読む 兵士の無事帰還を願った千人針

千羽鶴は本人や家族の了解を得てから

千という数字の単位が強い願掛けを表す事例で誰もが思い浮かべるといえば千羽鶴。

必ずしも千羽でなくて構わないのですが、多ければ多いほど病気快癒の願いが強いという風習があります。

千羽鶴が風習として定着したのは江戸時代からで、この頃より「鶴は千年、亀は万年」ということわざにあるように鶴は長寿のシンボルとされており、折り紙としてはもっとも基本的な鶴の折り紙が病気快癒の見舞い品として扱われるようになりました。

千人針の願掛けと趣旨は同じですね。 続きを読む 千羽鶴は本人や家族の了解を得てから

千願経は神通力の源

千の単位で願掛けを強くする事例、もうひとつだけ紹介しましょう。

千願経(せんがんきょう)です。

これは般若心経を千回唱えることで願掛けができるとされている風習です。

般若心経は中国の怪奇小説「最遊記」でお馴染みの三蔵法師、玄奘三蔵が仏教研究でインドに渡り、帰国する際に持ち帰った経典のひとつで、日本では仏教のさまざまな宗派がこれを使用しています。

また古来、般若心経を唱えると病気が治るという風習もありました。 続きを読む 千願経は神通力の源

トレヴィの泉でコインを3枚投げた時の願掛けは?

願掛けをするのは日本人だけではありません。

前述したポンヌフ橋の「愛の南京錠」のように外国でも願掛けが行われています。

有名なのはローマにあるトレヴィの泉。

原型は古代ローマ時代に作られ、その後は皇帝クレメンス12世やブランドのフェンディによって改装工事が行われた由緒ある人工の池です。

この泉に対して後ろ向きでコインを投げ入れると願いが叶うという願掛けがあります。 続きを読む トレヴィの泉でコインを3枚投げた時の願掛けは?

願い事は紐が切れた時に叶う

紐が切れた時に願いが叶うという、通称ミサンガ。

これも日本の御守りと同様、外国の願掛けグッズとして有名ですね。

一応、ブラジルが発祥地となっていますが、ブラジルではミサンガと呼ばずフィタまたはボンフィンと呼ばれています。

ミサンガはポルトガル語で連なったビーズ状の意味を持っており、紐状はミサンガとは呼びません。 続きを読む 願い事は紐が切れた時に叶う

アメリカの願掛けで代表的なのはイエローリボン

合理主義の塊のようなアメリカでも願掛けの風習はわずかですがあります。

その代表例がイエローリボン。

戦争に送られた兵士の無事帰還を願うために家族や恋人が家の軒先にイエローリボンを結んだのが始まりで、広く一般的な風習となったのは1979年に起きたイランアメリカ大使館人質事件からです。

ケンタッキー州リッチフィールドの婦人会が街路樹や胸にイエローリボンを結んだことが全国ニュースで流され、アメリカ全土に広がりました。 続きを読む アメリカの願掛けで代表的なのはイエローリボン

幸運を呼ぶクロスフィンガーズ

クロスフィンガーズはキリスト教圏の国でもっともシンプルな願掛けです。

人差し指と中指を交差させるポーズですね。

これ、指で十字架を表しているといいます。

中世、魔女狩り盛んだった頃のヨーロッパで、十字架を持っていなかったキリスト教徒が最初に苦し紛れで十字架を指で作ったのが起源とか。

今では物事をうまく進めたい時にクロスフィンガーズを作り、幸運を祈ります。 続きを読む 幸運を呼ぶクロスフィンガーズ