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ドライブスルー結婚式まであるラスベガス

とにかく簡単なラスベガスの結婚式。

なにしろダウンタウンには結婚式を挙げる教会がレストランのように集中してあり、しかもモーテルのような派手なネオンサインを掲げています。

教会の名前も趣向を凝らしていて「Welcome Cupid’s Wedding Chapel」なんてハートに矢の刺さったネオンサインのあるお茶目な教会もあります。

結婚式がエンターテイメントであることに国境はありませんが、誰のためのエンターテイメントであるのか、そこでボーダーが引かれます。

ラスベガスの結婚式は完全に2人だけのエンタメですね。

もっとも簡単な結婚式はハンバーガーショップでお馴染みのドライブスルー挙式でしょう。

車に乗ったままで結婚式が挙げられます。 続きを読む ドライブスルー結婚式まであるラスベガス

ラスベガス式結婚スタイル

アメリカ映画によく出てくるのがラスベガスのスピード結婚式。

紆余曲折したカップルがラスベガスで再び恋に落ち、深夜、怪しげな教会の神父の前で結婚宣言、そのまま結婚してしまうというコンビニエントな結婚式を見て驚いた経験を持つ人もいるでしょう。

アメリカは州によって結婚に対する法律が若干、違います。

ラスベガスにあるネバダ州は婚姻手続きが簡単なことからアメリカ中、さらに世界中から結婚式を挙げる人が訪れるため、今ではすっかりコンビニエント結婚式の聖地になっています。

婚姻手続き、ホントに簡単です。

まず婚姻の意思がある男女2人が役所に行って結婚許可証の申請を行います。 続きを読む ラスベガス式結婚スタイル

新居にお金をかける韓国の結婚事情

お隣といっても中国ではなく韓国になると、かなり日本と異なった結婚式になります。

もちろん西洋化の波による生活環境の変化は一緒で、結婚式も伝統的なものから本人同士が祝う教会式に変わってきていますが、大きく違うのはお金のかけ方。

韓国の結婚全般にかかる平均費用はなんと1129.6万円(韓国の新聞:中央日報調べ)だそうです。

これ、結婚全般、というところに注目ですね。

韓国の結婚式、意外とシンプルで挙式は媒酌人が新郎新婦を紹介し、祭壇の前で指輪の交換、それから新郎新婦の両親に挨拶と、挙式の時間は20分程度。 続きを読む 新居にお金をかける韓国の結婚事情

日本と同じく欧米的な結婚式を行う中国

日本の結婚式史は奈良時代、唐から流入した仏教の伝来から始まっています。

とはいっても現代の中国、すっかり西洋化の波にさらされているので当世結婚式事情は日本とあまり変わりがありません。

伝統的な中国漢族の結婚式は新郎親戚一族が楽隊を引き連れて盛大に練り歩きつつ新婦の実家に行き、そこで爆竹が派手に鳴らされて新婦の実家内に招かれます。

最初は新婦の実家で食事をし、それから新婦が新郎の実家に行って新郎両親に挨拶するという日本と同じ家婚でした。

現在、上海や北京など都市部で行われる結婚式は教会で挙式を挙げた後、ホテルや飲食店で披露宴という形式が一般的で、新郎新婦の入場や主賓挨拶、それから宴会が始まるというお馴染みのパターン。 続きを読む 日本と同じく欧米的な結婚式を行う中国

庶民と貴族で大きく違った平安時代

さらに遡って平安時代まで行くと今度は公家社会となり、婿を取ることでお家の安泰を図る婿取婚の時代になります。

ただし皇族と臣下との通婚を禁じること、という戸令(現在の民法のようなもの)があったので、誰でも男なら婿に入れるわけでもなかったようですね。

皇族は男性が女性の許に通い、女性が男性を生涯の伴侶と認めれば女性側の家から男性側の家に打診が行われ、男性側に婚約の意思があれば男性側から柳の枝の先に吊るした恋文を文使いが女性側に届け、女性側は親族がその恋文を見て婿と認めると、衣服など婿入り道具を文使いに持たせることでめでたく婚約が成立したそうです。

そういえば源氏物語の光源氏も左大臣の娘、葵の上の許に通っていましたね。

もっとも、この婿取り婚は皇族の話。 続きを読む 庶民と貴族で大きく違った平安時代