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1995年の災害ボランティア

1995年、阪神淡路大震災が起きた時、延べ約134万人のボランティアが参加しました。

何か手伝いたいたいという人々の気持ちが集まっても、それを受け入れる体制が整わず、同年12月、ようやく政府は災害対策基本法に『防災ボランティア活動の環境整備』という項目を取り入れています。

じつは日本でボランティアという言葉が法律に明記されたのは、この時が初めて。

またこの年はボランティア元年という言葉も生まれています。 続きを読む 1995年の災害ボランティア

変わってきたボランティアに対する意識

同じく内閣府の調査から。

地域活動・ボランティア活動に参加する条件の項目では、『時間や期限にあまりしばられない』という条件が男女や年齢に関係なくトップになっています。

男性は約50%以上、女性では55%以上となっており、その条件に次いでいるのが『身近なところで活動できること』で、男性は約37%、女性は約53%(複数回答のため)。

また『金銭的な負担が少ないこと』と並んで、『友人たちと一緒に参加できること』『同世代と交流できること』なども条件として高い人気を集めています。 続きを読む 変わってきたボランティアに対する意識

ボランティアに対する高齢者の意識調査

内閣府が2012年に発表した高齢者の社会的な活動(つまりボランティア活動のことですね)によると、60歳以上の高齢者のうち、過去1年間で何らかのボランティア活動をした人の割合は男性が51.5%、女性は43.0%となっており、60歳以上の2人に1人が活動をしていたことになります。

また地域活動やボランティア活動に参加してみたい、という意識調査では55歳以上で平均約60%の人が肯定する回答をしています。

活動を行いたいという人と実際にした人の間には差がありますが、これは活動をしたいけれど時間がない、体力や気持ちに自信がない、という人がいるから。 続きを読む ボランティアに対する高齢者の意識調査

ボランティアは広義に考えて

ボランティア活動、と聞くと、どうしても無償の奉仕、困っている人を助けるというイメージが先行して偽善的なイメージを持つ人もいるでしょう。

ボランティアの定義は曖昧で、もちろん困っている人を助けることが第一義ですし、無償の奉仕が含まれていることも事実ですが、狭義にしてしまうと参加することに疲れてしまいます。

ボランティアを社会への貢献と広義に考えれば、活動に対する報酬を受取ることもできますし、自分のできる範囲内のことをできる時間帯で行うという自由度の高い活動が実践できるでしょう。 続きを読む ボランティアは広義に考えて

ボランティアは積極的な社会参加

長年勤めた会社を円満退職、あるいは築きあげてきた自分の会社を後任に譲って悠々自適。

夫婦揃って(もちろん別々でも構いませんが)第二の人生を自由に謳歌しようと、あれこれプランを練られている人は多いと思います。

趣味の世界に走るのもいいですし、約束の場所へ旅行するのも楽しそうですね。

でも、それらプランを実行しながら、なお時間が余るようでしたらボランティア活動に目を向けてみてはいかがでしょう?

ご存じのように日本は先進国のなかでも稀にみる高齢者社会になりつつあり、今後、この高齢化は沈静化するどころか加速する勢い。 続きを読む ボランティアは積極的な社会参加