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日本と同じく欧米的な結婚式を行う中国

日本の結婚式史は奈良時代、唐から流入した仏教の伝来から始まっています。

とはいっても現代の中国、すっかり西洋化の波にさらされているので当世結婚式事情は日本とあまり変わりがありません。

伝統的な中国漢族の結婚式は新郎親戚一族が楽隊を引き連れて盛大に練り歩きつつ新婦の実家に行き、そこで爆竹が派手に鳴らされて新婦の実家内に招かれます。

最初は新婦の実家で食事をし、それから新婦が新郎の実家に行って新郎両親に挨拶するという日本と同じ家婚でした。

現在、上海や北京など都市部で行われる結婚式は教会で挙式を挙げた後、ホテルや飲食店で披露宴という形式が一般的で、新郎新婦の入場や主賓挨拶、それから宴会が始まるというお馴染みのパターン。

日本と違う点があるとすればゲストの食事が足りなかったというのは両家のメンツに関わる問題なので山のように食事が出ること、それから日本のように閉会の時間がなく、ゲストはお腹いっぱいになったら三々五々、勝手に帰っていくことぐらいです。

ちなみに上海や北京など大都市での結婚式費用の平均は日本円にして約74~5万円と言われています。

上海のミドルクラス年収平均が約78万円ですから、ほぼ年収分の費用を結婚式にかけている計算です。

日本のホテルウェディングの平均が約400万円であることを考えると、ほぼ年収分を結婚式にかけるという構図もまた、日本とそっくりです。

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