眼の病気は、目だけの問題ではない、という場合が少なくありません。

目は、脳に非常に近く、神経の問題もありますし、血液の状態が関係する場合もあります。

特に糖尿病で網膜はく離を引き起こす場合があることは、よく知られていますよね。

体のどこかに病変があると、その合併症という形で眼病が起こります。

物貰いや白内障といった目特有の眼病以外に、このような合併症による失明や眼病が、かなり多いのです。

脳腫瘍や脳に血の塊ができたなどという場合でも、視神経に近かった場合、目の障害になってしまいます。

見えない、または、見えにくいという状態ですね。

体の内部の変調が目の異変によってわかった、という場合もあるのです。

視能訓練士は視機能検査などを行って、隠された異常や変化などをしっかりと読み取り、本当はどんな病気なのか?ということを探し当てる役割も持っています。

総合病院または大学病院の場合、各科があります。

眼科から疾患を発見する場合もありますし、内部的な問題から眼科に患者が送られるという場合もあります。

その場合、外科的、内科的治療と眼科の治療を一緒に行う、ということになります。

医師・看護師・理学療法士・視能訓練士、その患者さんに関係する多くの専門家達とチームを組んで治療を行うことで、総合的な治療をしていきます。

ご高齢者の場合、このチーム医療にケースワーカーやケアマネージャーなどが加わることもあります。

やはり視能訓練士は、コミュニケーション能力が必要となりますね。

関連記事(一部広告含む):

gluck

Share
Published by
gluck