東郷平八郎と勝守

東京の原宿に東郷神社という神社があります。

そこは日清・日露戦争で活躍した東郷平八郎が祀られています。

東郷平八郎は明治時代、日本海軍の司令官として日本の勝利に多大な貢献をしました。

日露戦争では当時世界最強と言われていた、ロシア帝国海軍バルチック艦隊を大胆な手法で破りました。

その手腕は日本だけではなく、イギリスやアメリカなど海外でも評価されるほどでした。

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第二次世界大戦後、GHQによって日本の軍事的な銅像などは撤去されましたが、東郷のものはアメリカ海軍がそのまま残したそうです。

そこには人種を超えた思いがあったのです。

東郷神社は東郷平八郎を祀るために昭和15年に創建されました。

勝負事に勝ち続けた東郷にあやかって、その神社では『勝守』が有名です。

箱根駅伝では毎年、早稲田大学がタスキに縫い付けて走っています。

その効果もあるのか、早稲田大学は87回の箱根駅伝の中80回の出場と、13回の優勝を飾っているのです。

勝負事や賭け事などで勝てると言われ、勝守を求める人で賑わっています。

祀られるような人は大体が神や大昔の武将などですが、意外と新しい人も祀られている神社もあるのですね。

ちなみに、東郷平八郎は祀られるのを嫌ったそうです。

生前、既にそのような話があったのですが、『神になぞなりたくない!!』と激怒したのでした。

しかし、周囲がほっときませんでした。

それだけ東郷平八郎は神に近い存在だと思われていたのでしょう。

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