職人としてラーメン店で学ぶこと

寿司職人に転職するのは大変困難ですが、ラーメン職人に転職するのはさほど難しいことではありません。

なにしろラーメンの構成要素は麺とスープ、トッピングの3種類しかないのですから。

こういうことを言うと必ず「だからこそ奥が深いんじゃないか!」と額に血管を浮かべるラーメンマニアだとかラーメンアーティストがいることと思いますが、逆に言えば、それらをおいしく組み合わせる方程式は存在しておらず、自由頻度が高いので誰にでも素材の組み合わせが可能なのです。

つまり職人の発想が柔軟であれば新しいラーメンを作ることはけっして不可能ではありません。

スポンサーリンク

とはいえ、ラーメンでも職人になるための基礎は必要です。

幸い、ラーメン店の人材募集は多く見ることができるので、当面の転職先として困ることはないでしょう。

とくにラーメンの味が気に入ったからといって、その店に就職する必要はありません。

ラーメン店で修行するのは麺の茹で方とかスープの作り方ではなく、接客や原価計算、客が一気に押し寄せた時の調理のタイミングなど、飲食店としてのプロフェッショナルな部分です。

1杯のラーメンに時間をかけて作るのは誰でもできること。

1日に200~300食を作るためにはどのようなシステムを構築して、一定の味を供給するか、というのがラーメン店の難しいところなのです。

関連記事(一部広告含む):